焦げ付かない!一生物フライパンのお手入れ方法と育て方
一番使うフライパン
おお、王子も料理を…!?
ってことはないか。
テフロン加工は最初だけ
改めて思う。フライパンって大事だよねってこと。とりあえず何にでも使えちゃうんだから。けど…あんなテレビショッピングみたいなことは最初だけだよ。それなりに時間が経てば、むしろテレビショッピングで冒頭に紹介されるダメダメエピソードになりませんか。エンドレスループですか。
それなら安いフライパンを1年使い捨てくらいで使った方がいいや、ってまで思ってました。が、よーやく出会ったのです!一生添い遂げられそうなお方…
昔から使われている物は良い
鉄のフライパンさん!!
そう、昔ながらって感じのあのお方です。正直言って最初は「え?何がいいの?」って感じでした。ですが使い始めて1年ほど経った今では…こびり付きなんかナシ!育った…っていうんですかね(感慨)そりゃCMみたいに、つるつる滑る〜なんて大げさな事にはなりませんよ? でも、ちょいとフライ返しでクイっとするだけで、たいがいは問題なく取れます。ポイントは育て方なのです。
鉄のフライパンの育て方
①使用後、洗剤では絶対洗わない!
絶対厳禁レベルです。これをすると、なんもかんもリセットされると思っていい。まだ使い始めの頃うっかりやってしまい、オジャンでした…。普段使ってるスポンジでは、食器洗った後の洗剤の泡が残ってることもあるので、今ではフライパン用のスポンジを用意してます。スポンジは普通の。食器洗いでちょっとへたったり汚れたりしてきたやつをよく洗って、フライパン用に流用してます。
<参照>
②洗い終わったら、空焚き
そのまま自然乾燥にすると、サビが付いちゃいます。これもうっかりやっちゃいましたね…(爆)火にかけて水滴を飛ばすということです。ふきんやキッチンペーパーで拭くのでもいいと思います。私は拭く方が面倒なので、空焚き派です(笑)
③油を少し引く
え?また料理するの?…って、違うんですよ!ここが最大ポイント。乾いたフライパンに数滴の油を出して…油を全体に薄く伸ばす!これで保管。「え?!」って思うでしょ。けど、これが油膜というか、だんだん馴染んでるって感じになってきて、ホント使う度にくっ付かなくなってくんですよ!
最初は少し多め(小さじ1弱くらい)の方が馴染みやすい。だんだん量は少なくて済みます。今ではほんと1滴とか2滴とかで十分です。
手を抜けばすべて返ってくる
初めは、わざわざ油引いてって手間がすごく面倒に感じました。もろに、嫌だなぁ〜って(笑)
忘れちゃったり、適当にしてちゃんと油を全体に行き渡らせなかったり。でもそうすると、本当に見事に自分の手抜きが表れるんですよね、フライパンの状態に。「こないだあんまりちゃんとしなかったよね」って、鶏やら卵やらが語りかけるようにフライパンにくっ付いてくれます(涙)
人はこれで反省をするのです…
手を入れるから【お手入れ】
でもきちんと手入れをすれば、効果は絶大。その効果を身をもってわかってからは、そんな手間はなんてことなし!
使用後にゴシゴシ洗う手間に比べればなんのその。手間なんてことすら感じません。日々のお手入れがこんなにも大事でこんなにも返ってくるものだとは思ってもみませんでした。水滴がフライパンの上で弾くのが目に見えてわかって、それこそコロコロと転がるくらいまでに。育って素直な子になってくれた時の嬉しさと言ったらありません!
洗い方にもコツがあり
このフライパンでも、物によっては(醤油&みりんの照り焼きパンチとか)多少焦げが残ることもあります。だけど、ここでも鉄の本領発揮!洗う前に、水をはって火にかけちゃうのです。
ぐつぐつ沸騰しますよね?汚れの色になって、え?!これ今日のゴハン?!って見間違った時には大変なことです。でもそのぐつぐつの後、ざーっと流せば…焦げが落ちてるんです!あとはスポンジで水洗いすればオッケー!面白いことに、ぐつぐつの時、焦げ部分がシールみたいに剥がれて浮いてきてるのがわかります。実はこれが一番感動した…
白さは問題なし 黒光りで完璧
使い始めてしばらくすると、菜箸やフライ返しで擦った跡なのか何なのか、表面が白くなってくる部分が出てきました。ちょっと心配になる見た目…。
だけど別段使い勝手には問題なし。多少白い部分は他のところに比べればくっつきやすいかな、というくらい。念のため調べてみると、鉄ではこういったことはあるようで。育つ途中経過ってところなのでしょうか。一応、気持ち、白いところにしっかり油がいくようにして、焼き物をする時は出来るだけ黒いところを使ってみたりして。
すると、ある時から白い部分は消え始め、全体的に黒くなりました。こうなれば、どこを使っても同じ良い状態が保たれてます。黒光りって良い事なんですね。(人体意外…笑)
拘り設計の柳宗理シリーズ
「デザインによって造るのではなく、造ることによってデザインが生まれる」という考えのもと、柳宗理のデザインは、実物大モデルをつくり、模型の試用を重ねることで生み出されます。使い勝手を重視した調理器具は手にもキッチンにもフィットして、使う人に心地よさをもたらします。
なかなか拘られてるフライパンのようで。納得です。↓↓
万能に使えるのは25cm
柳宗理さんシリーズはトータル的にキッチングッズをプロデュースしているので、他にも色々なラインナップがあります。フライパンがこれだけ良いものなら他のも良さそうな気がする。【柳宗理 鉄 フライパン】で検索すると見つけやすいです。けどメインのフライパンとして使うなら25cmがやっぱ一番使いやすいかと。
楽天市場なら→【鉄 フライパン 柳宗理】
唯一の気になる点は
親友の結婚祝いはこれにしよう、とすでに決めてるくらいオススメな一品。しかし心配なところがひとつ。吊るし系の収納をされているお宅には、もしかしたらちょっと向かないかも…と。最後に引く油はうすーく全体に伸ばすけど、吊るすと垂れてしまったりするんじゃないかと心配。油膜がしっかりしてくれば、本当に1滴2滴で済むからそうなれば大丈夫だと思いますが。うちでは、いつもホコリ防止の為にも蓋して保管してます。
正直、コレとおつゆ系の小鍋だけで全部の料理がまかなえるので、今その2つしか無いのです。なので使用頻度高すぎてコンロに出しっ放しもしばしば(笑)運命の出会いをすれば、他のものなんて何も要らなくなるんですよ★ ってことですかね。(ちゃんちゃん)